この声で、キミに「好き」と伝えたい。

生で見るデアンジェリス・衛斗に惚れ惚れする女子や、あたしを敵視するように睨む女子。


「あれが…、あの…雨宮千歌」


あたしを噂する声が、所々から聞こえた。


そんな声も、今となっては懐かしかったりする。


だけど、一度声を失ったからだろうか。

“優勝候補”としては言われていないから、去年と比べたらそれほどあたしを気にする素振りもない。


だから、そのせいでプレッシャーを感じることもない。