この声で、キミに「好き」と伝えたい。

「…衛斗っ」


衛斗はあたしを庇うように抱き寄せると、控え室まで誘導してくれた。


正直…助かった。

衛斗がいなかったら、今頃メディアにもみくちゃにされていたところだ。


あたしを庇ってくれた衛斗だけど、ちっともときめかない。

1つの曲をいっしょに作り上げるという面では、良きパートナーとは思っているんだけど。



控え室のドアを開けると、その音に反応して一斉に視線を向けられた。