この声で、キミに「好き」と伝えたい。

声の調子もよくて、衛斗との息もピッタリ。

なんの不安材料もないまま、会場へ向かうこととなった。



会場入りすると、メディアたちが我先にと駆け寄ってきた。


もちろん注目されているのは、隣にいる衛斗。

あの世界的に有名なピアニストが伴奏するということで、勝手に盛り上がっている。


だけど次に、カメラはあたしに向けられた。


『雨宮千歌さんですよね!復帰されたと聞きましたが、意気込みをお願いします!』