この声で、キミに「好き」と伝えたい。

できることなら、このまま時間を止めてほしい。

豹くんのそばにいさせてほしい。


どうして楽しい時間は、こうもあっという間に過ぎ去ってしまうのだろう。



「…豹くん」


明日のことを考えるだけで、胸の奥がざわつく。

「帰りたくない」と叫んでいる。


俯くあたしの手を、そっと豹くんが握った。


「千歌、聞いて?」


そして、あたしを後ろから抱きしめると、耳元で優しく囁く。