この声で、キミに「好き」と伝えたい。

近くにいるとしたら、この男の人2人だけ。


「やっぱり千歌だ〜」


確信したようなその声の主――。

なんとそれは、コーラをかけられた男の人だった…!


「…えっ。どうして、あたしの名前を…」


親しい友達だっていないのに、暴走族なんかに知り合いがいるはずもない。


「…あっ!もしかして、あの…天才歌姫のっ?よくテレビで見る!」


黒髪の男の人もあたしの存在に気づいた。