この声で、キミに「好き」と伝えたい。

…豹くんの顔が見れない。


こんなとき、覇国のみんながいてくれたら、「千歌さん、なに冗談言ってんすか〜!」なんて言って、茶化してくれるのに。

今、ホームにいるのはあたしと豹くんだけ。


だから、このシンとした空気が余計に気まずい。


静まり返ったホーム。

そこに、豹くんのクスクスとした笑い声が聞こえる。


驚いて目を開けると、笑いを堪える豹くんの姿があった。