この声で、キミに「好き」と伝えたい。

「…明日からのレッスンは、もっとがんばるからっ。だから…!今日1日だけ…、あたしを自由にさせてっ…」

「お願いします。今日だけ、千歌を預からせてください」


衛斗に頭を下げるだなんて、馬鹿げている。

だけど、豹くんもいっしょに頭を下げてくれている。


馬鹿げているけど、2人でならなんだっていい。


降り注ぐ雨の中、頭を下げるあたしたちを衛斗は不満そうに眺めていた。