この声で、キミに「好き」と伝えたい。

「あ…あたしはっ……」


首を絞められたかのように、喉がキュッと締まって声が出ない。


そんなあたしの震える手を、豹くんが優しく包み込んだ。


「わかり合っているって言うなら、どうしてわからない?千歌がお前に怯えていることに」

「怯えている…?ボクに?」


衛斗は、理解できないという風に首を傾げる。


本当に、衛斗はなにもわかっていないんだ。

あたしのことなんて…なにも。