この声で、キミに「好き」と伝えたい。

…暴走族の総長なのに、真面目すぎない?


『暴走族』と聞いて、勝手に悪い人たちだと思ったけど、なんだか拍子抜け。


すると、小銭を拾い終わった黒髪の男の人が、あたしの前にやってきた。


「大丈夫でしたか?あいつらに痛いことされてませんかっ?」


不良たちに対する態度とは違い、優しくて紳士的…。

その違いに、思わず驚いてしまった。


「わ…あたしは、大丈夫です」