この声で、キミに「好き」と伝えたい。

「“衛斗”っていうの…?千歌にひどいことしたやつは」


思わず、ポロッと衛斗の名前を口にしてしまった。

すぐに手で口を覆ったけど、時すでに遅し。


「会わせて。その…“衛斗”ってやつに」

「ダメ…!それはできないっ…」

「どうして!?」

「だって…、衛斗は覇国を潰そうとするから…。豹くんだって、なにされるかわからないっ!あたしが衛斗に従っていれば、覇国に手出しはさせない…!」