この声で、キミに「好き」と伝えたい。

「…だれにやられたの?…今、いっしょに住んでるやつ?」


…言えない。

豹くんには、“がんばっている”とリサに伝えてもらっていたのに、実際には暴力に怯えながら生活しているだなんて。


だけど、なにも言わないあたしの態度が、豹くんの言葉を肯定していた。


「千歌にこんなことするなんて…許せないっ」


豹くんの震える拳が、その怒りを表している。


「豹くん…、落ち着いて!衛斗には逆らっちゃダメなのっ」