この声で、キミに「好き」と伝えたい。

あたしは、“人形”になったはずだった。


だけど、その豹くんが目の前に現れて……。


豹くんへの想いが再び蘇った。



差していた傘を投げ捨てて、豹くんはびしょ濡れのあたしの体をギュッと抱きしめてくれた。


ああ、豹くんの温もりだ…。

それに、豹くんの匂いもする。


夢じゃない。

あたしの前には、確かに豹くんがいる。


「千歌が独りでがんばってるっていうのに、俺はなにもしてあげられなくて…ごめん」