この声で、キミに「好き」と伝えたい。

ずいぶん長い間会えていなかった豹くんは、前よりも少し髪が伸びているように感じる。

だけど、あたしを心配そうに見つめる瞳はなにも変わってなくて…。


「…豹くんだ……」


呟くようにそう口にすると、これまで堪えていたなにかが急に込み上げてきて、次から次へと涙が溢れ出した。


会いたくて、会いたくて。

でも、会っちゃいけなくて。


あんなにも好きだったのに、衛斗の支配から徐々に思い出すことも忘れかけていて…。