この声で、キミに「好き」と伝えたい。

ママは、意地でもエントリーすると言っていた。

あたしも、出場できるのならしたかった。


また、音大への道が開けるから。


だけど、そのときのあたしはいつ声が戻るかもわからない状況で、お医者さんからももしエントリーしてしまったらそれがプレッシャーとなって、余計に声が戻らないかもしれないと言われた。


だから、結局エントリーはしなかった。

あたしの中では、そのときですでに終わっていたコンクール。