この声で、キミに「好き」と伝えたい。

あたしのせいで、みんなに迷惑をかけないように。


そうすれば、衛斗が暴走することもないから。


衛斗の力は、嫌というほどに思い知らされた。

決して、逆らってはいけない相手。


あたしには、こうすることくらいしかみんなを守れるすべがない。


だから…。

本当は……いやだけど。


覇国とは、お別れしなくちゃいけない。



それからのあたしは、以前よりも歌のレッスンに励んだ。