この声で、キミに「好き」と伝えたい。

顔も合わせようとしないあたしを不審に思ったのか、リサがあとを追ってきた。


「…千歌!一体どうしたの!?」

「悪いけど、これ以上あたしに関わらないで」


あたしはそう言い放つと、リサを押しのけてリムジンに乗り込んだ。


急に変わったあたしの態度に状況が理解できず、ぽつんと突っ立ったまま走り去るリムジンを眺めるリサの姿が窓ガラスに映っていた。


そんなリサを見ると、胸が痛い。