この声で、キミに「好き」と伝えたい。

自分の気持ちよりも、あたしの気持ちを優先してくれて。

あたしのことを触れたら壊れるガラス細工と思っているのかと思うほど、優しく丁寧に寄り添ってくれる。


豹くんならっ……。


そう思うと、なぜだか急に目の奥が熱くなった。


衛斗に掴まれた手首が痛いせいじゃない。

衛斗に殴られたことが怖かったわけじゃない。


ただ…豹くんのことを想うと、勝手に涙が溢れ出す。