この声で、キミに「好き」と伝えたい。

背後から声が聞こえてギョッとした顔で振り返る不良たちの背後には、『ユウジ」と呼ばれる黒髪の男の人が立っていた。


「お前ら、覇國知ってるんだ」


にっこりと微笑んではいるけど、目が笑っていなくて余計にこわい。


「…そ、それはもちろん!なんてったって、覇國はこの辺りじゃ有名な暴走族で――」

「じゃあ、コーラかけてお前らが絡んでたこの人こそ…、その覇國の頭だってことは知ってた?」