この声で、キミに「好き」と伝えたい。

「…なに?」


と言って振り返ったときには、あたしのすぐ後ろには衛斗が立っていた。


背の高い衛斗を見上げる形となり、部屋の照明を背中に受ける衛斗の表情は、逆光で一瞬読み取れなかった。


「大切なバレッタって…、だれかからもらったの?」


その問いに、思わず言葉に詰まった。


あたしのその反応を衛斗は見逃さなかった。


「…もしかして、男?」


蔑むように、ニヤリと笑う衛斗。