この声で、キミに「好き」と伝えたい。

荒々しくノックすると、中から落ち着いたトーンの返事が返ってきた。

その穏やかな声が、またあたしの気に障る。


ドアを開けると、部屋の奥の出窓に腰掛け、星空を眺める人物が…。


…衛斗だ。


「衛斗!一体、どういうこと⁉」

「どうしたんだい、千歌?キミには、そんな怒った顔は似合わないよ」

「はぐらかさないで!あたしが部屋にいない間に、ヒマワリのバレッタを捨てたでしょ!?」