この声で、キミに「好き」と伝えたい。

慌てて拾い上げて、優しく手の中に包む。

幸い、壊れてなどはなかった。


でも、だれかが勝手にこの部屋に入って、化粧台の上にあったバレッタをゴミ箱に捨てたのは明らかだった。


「だれがこんなことっ…」


そうぽつりと呟いたけど、思い当たる人物は1人しかいなかった。


あたしはバレッタを握りしめて、そのある人物のもとへと向かう。



…コンコン‼