この声で、キミに「好き」と伝えたい。

「キミも変わり者だね。…まぁいいさっ」


衛斗はため息を吐くと、ダイヤのバレッタを小箱にしまった。



その日の夜。

夕食を済ませ、広々とした丸い浴槽の泡風呂に浸かり、自分の部屋へ戻る。


そして、化粧台で髪をとかしているときに…気がついた。


コンクールから帰ってきたとき、この化粧台に置いたはずのヒマワリのバレッタがないことに…!


慌てて立ち上がった拍子に、イスが勢いよく倒れる。