この声で、キミに「好き」と伝えたい。

そんな衛斗の声に反応して窓から目を移すと、衛斗は紺色のシックな小箱を持っていた。

そして、巻かれていたリボンをゆっくりと解く。


「美しいキミに似合うと思ってさ」


小箱の中から現れたのは、無数のダイヤが花の形に散りばめられたバレッタだった。


「キミがコンクールのとき、そのチープなヘアアクセをしているのがずっと気になっていたんだ」


そう言って、衛斗はあたしの髪についていたヒマワリのバレッタを指差す。