この声で、キミに「好き」と伝えたい。

規模が小さいコンクールのため、去年まではママには出なくていいと言われていた。


だけど、豹くんが見てくれていると思うと、規模とかなんてどうでもいい。


豹くんに届くようにと願って、カメラに向かって笑顔で手を振った。


…しかし、すぐにあたしは現実に引き戻される。



「千歌。久しぶりの優勝は、どんな気分だった?」


コンクールの帰り、観にきていた衛斗と同じ車に乗ることに。