この声で、キミに「好き」と伝えたい。

それに、毎日のレッスンと医師の指導で、あたしの歌声は以前よりも格段に上がっていた。


だから、学校の先生は喜んでくれたけど、同級生たちはいい顔はしなかった。


なんの楽しみもなく、憂鬱な毎日を送っていた…そんなある日。



授業が終わり、いつものように下校する準備をする。

下駄箱で上靴からローファーに履き替え、校門を越えたところに迎えのリムジンが見え、ため息が出る。