この声で、キミに「好き」と伝えたい。

豹くんが生み出してくれるピアノの音色。


…ただそれだけだ。



あたしの朝食が終わると、次は医務室に誘導される。

デアンジェリス邸には専属の医師が駐在していて、毎朝あたしの体調や喉の調子を診てくれる。


喉の調子は、あれから良好。


また声が出なくなってしまえば、この鳥籠からも抜け出せるのかもしれないけど、そんな気配は一切ない。