この声で、キミに「好き」と伝えたい。

我慢してここにいれば、ママもあたしを認めてくれて、豹くんとの関係を許してくれるかもしれない。


そんな淡い希望だけを頼りに、あたしはここにいる。


…豹くん。


豹くんがピアノの伴奏をしてくれる曲は、どれも歌うのが楽しかった。

豹くんのピアノも、あたしの歌声も弾んでいるのがわかる。


あたしがいっしょに歌いたいのは、こんな世界的なピアニストの伴奏なんかじゃない…。