この声で、キミに「好き」と伝えたい。

だけど、幼い頃からお互いの音楽を知っているせいだろうか…。

…最悪なことに、衛斗との息はピッタリだったりする。


ピッタリなんだけど、いつも先生から指摘されることは…。


「千歌の気持ちが入っていない」


何十回と言われたこと。



“気持ちが入っていない”


…当たり前だ。


あたしは、こんなところにきたくなかった。

ましてや、衛斗といっしょに生活だなんて。