この声で、キミに「好き」と伝えたい。

まるで女性のように白く美しい長い指で、慣れた手つきでナイフとフォークを操り、フィレステーキを口へと運ぶ。


金髪に近い明るい地毛の茶髪に、灰色がかった青い瞳。

鼻筋はスッと通っていて、シャープな顔は、世間一般で言う“美青年”だ。


だけど、この“美青年”があたしの言う“アイツ”なのだ。


彼の名前は、デアンジェリス衛斗(エイト)。

このデアンジェリス家の一人息子だ。