この声で、キミに「好き」と伝えたい。

今でも宝物として、大事に持ってるよって。


たった、それだけのことを伝えたいだけなのに…。


「千歌、どこに行くつもり?今からレッスンよ?」


ママがそれを許してはくれない。


「…あたし、レッスンするためにこの家に戻ってきたわけじゃないっ」

「なにをつまらないことを言って…。あなたには、歌の才能があるの。それを磨かないで、このまま埋もれさすつもり?」