この声で、キミに「好き」と伝えたい。

美歌は、まるで疫病神がやってきたとでも言いたそうに、冷たい視線をあたしに向ける。


「美歌。今日から、千歌といっしょにレッスンだから」


ママがそう言うと、寝耳に水といった風に驚いてママを二度見する美歌。


「…えっ、なにそれ!?だって、お姉ちゃんはー…」

「千歌の声が戻ったの。リハビリとして、今日からレッスンに参加させるから」


美歌は不服そうに、ママの背中を睨みつける。