この声で、キミに「好き」と伝えたい。

ママの話を聞いて、お巡りさんがあたしに視線を移す。


「…そうなのかい?キミの知り合いなんだね?」

「…はい、そうですっ!なので、べつに連れて行かれそうになっていたとか、そういうことじゃなくて…。ただの母の早とちりで…」


しどろもどろになりながら、それっぽい理由をつけてお巡りさんに説明する。


あたしが話していくうちに、お巡りさんの表情が徐々に緩んでいった。