この声で、キミに「好き」と伝えたい。

唇を噛みしめ、ママの攻撃に耐えているのか、それともなにも言い返す言葉が見つからないのか…。


豹くん…?


心配になったあたしは、豹くんの服の袖を引っ張る。


すると我に返った豹くんが、力なくあたしに微笑んだ。


「…ごめんな、千歌。約束を破ったのは…俺だから」


ママに反論することもなく、豹くんは自ら白旗を上げた。


ママには逆らうことができない、豹くん。