この声で、キミに「好き」と伝えたい。

だけどそんなトーンが嘘かのように、振り返った豹くんはにっこりと微笑んだ。


「千歌。リサとユウジといっしょに、先にホームに戻っててくれるか?」


その問いに、あたしはゆっくりと頷く。

そんなあたしを見て、豹くんは「いい子だ」と呟いた。


そして、地面にうずくまるあたしを抱き寄せる。


「息もできなくて…苦しかったよな。…でも、もう大丈夫だから。ちょっとだけ待ってて」