この声で、キミに「好き」と伝えたい。

てっきり、ガラの悪そうな不良かなにかだと思っていたのに…。


マスクの下の素顔は…。

実は、どこにでもいるような普通の大学生だったなんて…。



「…千歌!あっちで少し休もうよ!」


あたしの体調を気遣って、リサがあたしの背中を擦る。


…ダメ。

今、ここを離れるわけには……。


…だって、せっかくあいつらを見つけたんだから。

これを逃したら、次またいつ出くわすかわからない。