この声で、キミに「好き」と伝えたい。

「どう、千歌?俺のもうまいでしょ?」


豹くんの問いに、あたしは赤い顔を隠しながら無言で頷いた。


…そのとき。


「お前ら、冬休みってどうする?サークルのボード合宿行くの?」

「いいや、この前断ったよ。実家帰る予定だからさー」

「オレは、バイトのシフトめっちゃ入れられてるから無理だわー」


人が行き交う繁華街の中で、すれ違うときに偶然聞こえた…そんな会話。