この声で、キミに「好き」と伝えたい。

目を見て、そんなことを言われると、なんだかこっちが恥ずかしくなってくる。


「もしよかったら…、千歌の気持ちも教えてほしい。千歌は俺のこと、…どう思ってる?」


あたしの気持ちは、すでに決まっている。

だけど、それを知らない豹くんの表情は、とても不安そうだ。


まるで、飼い主を探す迷子の子犬のようだ。


あたしの答えは……。


そっとペンを握ったけど、インクが切れていることを思い出した。