この声で、キミに「好き」と伝えたい。

『約束って?』


そうノートに書こうとしたが、まるで空気に書いているかのように文字が表れない。


…インク切れだ。


こんなときに限って。


ほかのペンを探そうと立ち上がったとき、豹くんがあたしの腕を掴んだ。


「…そのことは、もういいよ」


…そうなの?


豹くんはあたしを引き寄せると、自分の膝の上に座らせた。


「俺は、ずっとずっと千歌のことを想ってたから…。また会えたときは、運命かと思った」