この声で、キミに「好き」と伝えたい。

学校では、先生から贔屓されているあたしが気に食わないのか周りは寄り付かず、孤立することには慣れていた。

みんなと同じじゃなくてもべつによかった。


…なのに。

覇國で、あたしだけが“家族”じゃないのが、こんなにも辛いことだなんて。


豹くんが、あたしを認めてくれていないのが、こんなにも悲しいことだなんて。


そんな思いが、涙となって溢れ出した。



「…千歌。そんなに思い詰めるようなことじゃないよ」