この声で、キミに「好き」と伝えたい。

だから、安心したような顔は見せずに、悔しそうに唇を噛んでいる。


「…千歌。アヤミが…。いや…、ウチの家族が千歌にひどいことをして…すまなかった」


家族の代表…。

覇國の総長だからこそ、メンバーの犯した悪事を1人で引き受ける豹くん。


なにも、豹くんに謝ってほしいわけじゃない。

アヤミちゃんにだってそう。


アヤミちゃんがお金で雇ったとしても、それを引き受けて、実行に移したのは…あの男たちなんだから。