この声で、キミに「好き」と伝えたい。

リサがドアを開けたとき、真冬かと思うくらいの冷たい空気が入り込んできた。


しばらくすると、上着のポケットに手を突っ込んだ豹くんが中に入ってきた。


「…千歌、もういいの?具合は?」


あたしは、大丈夫だと頷いてみせる。


あたしのことを一番に気にしてくれる豹くんだけど、その鼻はほんのり赤くなっていて、外の寒さに耐えていたことがわかる。


あたしが座る黒のソファは、豹くんの特等席。