この声で、キミに「好き」と伝えたい。

あたしはリサに抱きしめられながら、首を横に振った。


ふと、掛け時計が目に入った。

今の時刻は、夜中の1時前。


いつものこの時間なら、ホームには何人かがいるはずだけど、今はリサしかいない。


あたしはリサの肩を叩いて、すぐそばにあったペンとノートを手に取った。


『みんなは?』


あたしがノートに書いた文字を、リサが覗き込む。


「今日はみんな帰らせたよ。だから、千歌はゆっくりしてなよ」