この声で、キミに「好き」と伝えたい。

軽々とあたしを抱えた豹くんが、ゆっくりとアヤミちゃんのそばを通り過ぎる。


「アヤミ…。事情はあとで聞くから。お前もホームにおいで」

「…はい」

「ユウジ。アヤミを頼んだ」


あたしと同様に男に襲われそうになったアヤミちゃんも力が抜けて、1人で立ち上がれないのか地面にへたり込んでいた。

そんなアヤミちゃんの肩をユウジさんが担ぐ。


べつに疲れていたわけでもないのに…。