この声で、キミに「好き」と伝えたい。

男たちを追っていたユウジさんが、息を切らして戻ってきた。

その顔は、苦虫を噛み潰したように険しい。


仮装をしたままの男たちは、街のハロウィンムードに溶け込んで姿を眩ませてしまったのだと。


「…人数を増やして、もう一度探しましょうか」

「いや…、もういいよ。それよりも、一刻も早く千歌をホームで休ませたい」

「そうですね。わかりました」