この声で、キミに「好き」と伝えたい。

「ねっ!仲よくしよーよ!」


不良の1人があたしの手首をつかむ。


「…ちょっと、やめてくださいっ」


振り払おうとしたけど、男の力に敵うはずもない。


「ちっ…千歌ちゃん!私たちは、先にカフェで待ってるね…!」

「…用事が済んだら、また合流しよう!」

「お…、お先に〜…!」


それだけ言うと、あたしを置いて逃げるように、みんなは足早にその場を去って行った。