この声で、キミに「好き」と伝えたい。

だって、普通に立って歩くことだってできるんだから。


平気だということを伝えたくて、豹くんの前で立って見せたら、いきなり体をふわっと持ち上げられた。


「…千歌。これ以上、俺の前で無理しなくていいから」


豹くんに抱っこされて、恥ずかしいはずなのに…。

恥ずかしさよりも、その包み込んでくれるような豹くんの温かさに、思わず目の奥が熱くなった。



「…すみません、豹さん。あいつら、途中で見失ってしまって…」