この声で、キミに「好き」と伝えたい。

開き直った男の胸ぐらを一瞬にして掴んだ豹くん。


…こわい。


後ろ姿しか見えないあたしでさえもこう思ったんだから、豹くんを正面にする男たちは3人がかりで威勢を張るだけで精一杯だろう。


「…あんなにキレた豹さん。今までに見たことありません」


あたしの耳元で、ユウジくんが呟いた。


常にいっしょにいるユウジさんでさえも、こんな豹くんは見たことがないなんて…。