この声で、キミに「好き」と伝えたい。

…だって、アヤミちゃんはまだ中学生なんだから。


あたしでさえも恐怖に感じるこの状況なのに、年下のアヤミちゃんが平気なわけない。


声も出ないし、力もないし、あたしにはなにもできないかもしれないけど…。

せめて、家族であるアヤミちゃんだけは守りたいっ…。


「いいから、どけよっ」


アヤミちゃんに覆い被さるあたしに、男は背中から蹴りを入れる。


…痛いっ。