この声で、キミに「好き」と伝えたい。

「そんなやつ、守ってどうすんだよっ」


被害者のあたしがアヤミちゃんを必死な顔して庇っているのがおかしいのか、オバケのマスクの下から笑い声が漏れている。


「…千歌さん、なんでっ……」


背中から聞こえるアヤミちゃんの震える声。


いつも無邪気な笑顔を振りまくアヤミちゃんからでは考えられないような、か細くて怯えた声。

振り返ったら、泣きじゃくるアヤミちゃんの顔が嫌でも想像がつく。