この声で、キミに「好き」と伝えたい。

その瞬間、左頬に痛みが走る。

あまりの衝撃で、あたしの体が右へ倒れ込む。


ヒリヒリとした痛みの次に左頬が熱を帯び始め、アヤミちゃんがあたしを打ったのだと理解した。


「……っ……!」


縛られた手を突いてなんとか体を起こしたけど、バランスが崩れて、水溜りに顔から浸かってしまう。


「千歌さん、きったない顔!コレ、撮ってあげて」

「りょーかいっ!」